XGMFは、5Gの普及とBeyond 5Gの研究開発を推進する組織として、グローバルな合意形成を軸に、戦略的かつ効率的な投資を実現することを目指しています。5Gのインフラ整備や投資サイクルには遅れが生じ、多くの国々で5Gの真価が発揮されず、マネタイズの課題も浮き彫りとなっています。
通信インフラへの継続的な投資が困難になっている中で、これからの投資は、各国のプライオリティ(優先事項)の重なりを早期に見極め、アラインメントを取りながら、標準化するべき技術に選択と集中を行い、効率的に進めることが不可欠です。5Gや6Gの発展には、堅牢性、高性能、広域カバレッジ、省エネルギー、高度なモビリティといった「グローバルで合意される価値」を基盤にすることが重要です。これらの共通価値をいち早く特定し、国際的な標準化の動向を見極めながら、的確なタイミングで技術開発と市場形成に取り組むことが、限られたリソースを最大限に活かす鍵となります。
Beyond 5Gでは、「AIを繋ぐネットワーク(Network for AI)」、そして「ネットワークのためのAI(AI for Network)」を実現することが重要なテーマとなります。「Network for AI」は、AIがシームレスに連携し、超大規模なデータ処理を可能にするインフラの構築を指し、「AI for Network」は、ネットワークの自律的な最適化や障害予測を実現するためのAIの活用を意味します。例えば、AIの価値は、人間が気付かないことを予測し、自動で修復・最適化できることにあり、持続可能な通信インフラの実現に不可欠です。
Beyond 5Gは、6Gに向けた無線アクセスの進化(RAN)だけではなく、確定遅延と超低遅延かつ大容量のデータ伝送によりAIクラウドを繋ぐオール光ネットワーク(APN)、宇宙空間を活用することで、地理的な制約を超え拡張カバレージと堅牢通信を提供する非地上系ネットワーク(NTN)といった有無線統合の次世代通信技術が不可欠です。
“Alignment Makes an Impact”. XGMFは、国内外の企業・研究機関と協力し、各国の共通課題を早期に特定し、世界とともに成長する通信インフラを構築することを目指します。「グローバルで合意される価値」を基盤とした技術開発と市場形成を進め、国際社会とともに次世代サイバーインフラの未来を切り拓いていきましょう。